二〇〇四年から「ノブうどん」という、うどんのワークショップを各地で開催している一井伸行(いちいのぶゆき)さんのうどんのレシピ集です。著者の一井さんは普段は会社員をされていますが、週末には各地で大人や子供に向けたうどん打ちや出汁のとり方のワークショップを開催しています。
この本は、著者がうどんを打ち始めた頃のこと、そしてワークショップを開催するようになったきっかけなどのエッセイからはじまり、基本的な出汁のとり方やつゆの作り方、うどんの打ち方、その他ワークショップの中で作ってきた、うどんのレシピを掲載しています。とても丁寧な手順で紹介されていますので、ご家庭でも美味しいうどんが作ることができます。
また一井さんは、「うどんスケッチ」と称して、親しい知人をイメージしたオリジナルのうどんを作ることがライフワークでもあり、そのオリジナルうどんを、画家のマメイケダさんに描いてもらい、本の中に収めています。
レシピだけではなく読みものとして、画集としても楽しめる一冊です。
- 文とレシピ:
- 一井伸行
- 絵:
- マメイケダ
- 編集:
- 中島恵雄
- 装丁:
- 鰺坂兼充
- 発行日:
- 2019年2月9日
- ページ数:
- 112ページ/カラー
- サイズ:
- 148×210mm
一井伸行1958年大阪府生まれ。奈良県在住。文房具メーカーで働く会社員。学生時代に父が営んでいたうどん屋を手伝うことになり、うどん打ちやだしのとり方を身につける。2004年からは仕事の傍ら「NOBUうどん」という、うどん打ちやだしをとるワークショップを開催するようになった。特別な技術などなくても少し手をかけて体が喜ぶおいしいものを作れたら、自分の大切な人たちを幸せにできると考えている。趣味は音楽とフライフィッシング。ウクレレやマンドリンを弾く。