布さんの手まり
布仁美さんは、2000年から「てまり」を作品として制作されています。手まりと言えば、日本の民芸品として古くからあるものとしてイメージしますが、布さんの「てまり」は色合いも糸で描く模様も布さんならではのオリジナル。古典的な模様の他に、水玉やしましまや三角の模様など、見ていてたのしくなるようなものも作られます。そんな「てまり」の展示をいろんな場所で開催しているのと共に、てまりの教室も定期的に行っています。造形作品として見て触れてたのしむだけではなく、豊かな手仕事をいろんな方にお伝えされていることにも、やんわりと生まれるあたたかなものを感じます。
てまり を作ろうと思ったきっかけを布さんが教えてくださいました。「30歳になった頃、若い人だけではなくお年寄りの方が見ても「きれいだな」と思えるものを作りたいと考えていました。そんな時、家に飾っていた てまりを見て球玉に色を重ねて模様を作る てまりにとても興味を持ち作ってみたいと思いました。自分らしさを出すためにまずは毛糸でつくったのがはじまりです」
眺めていても、手のひらにのせても、気持ちがまるくなって、ほっとする布さんの「てまり」。暮らしの彩りや贈り物にもおすすめしたい作品です。
- サイズ:
- φ230mm
布 仁美(ぬの ひとみ)神戸市に生まれ、育つ。アパレル会社でニットデザイナーとして活躍した後、2000年より毛糸を使ったてまりの作品づくりを始める。日本の民芸であるてまりを、もっと身近に感じて欲しくて、毎年てまり展を開催している。
最近では関西を中心に、てまり教室を開催しています。
http://nunohitomi.ko-co.jp