あの物語のつづき
BOOKLOREより「朝のはじまり」「言の森」「耳の人」の詩集、そして旅人と詩人の雑誌として「八月の水」を編集している西尾勝彦さんがつくる私家版の詩の冊子です。本書はブックロア発行の「耳の人」の物語の続きが描かれた、私家版の冊子です。まさか、あの物語のつづきが読めるとは思っていませんでしたが、私家版になっても相変わらずの空気が流れていました。本全体が一つの物語のツールになっていて、面白いです。
この私家版は、2015年の「おんさ展」で西尾さんが制作されたものです。ブックロア版の耳の人と合わせて、ぜひご覧いただけたらと思います。
- 著者
- 西尾勝彦
- 発行:
- 2015年7月7日
- 発行所:
- カンパネルラ・ベーカリー編集室
西尾勝彦katsuhikonishio奈良在住。2008年より、私家版の小詩集を作り始める。2010年、『フタを開ける』(書肆山田)、『朝のはじまり』(ブックロア)を出版。2012年、『言の森』(ブックロア)を出版し、同年旅人と詩人の雑誌『八月の水』(ブックロア)を創刊する。関西、関東と定期的に個展や朗読会を開催。フリーペーパー「粥彦」を不定期で、手書きでマイペースに制作している。
https://www.nishio-katsuhiko.net/