朗読とともに歌い続けたフォークソング
美術作家の永井宏さんは沢山の音楽を聴き続けていて、自らオリジナルの曲を作っていました。詩のリーディングを行うために全国を各地を巡っていたときも、いつもギターを抱えていて、詩を読んだ後は大抵、ギター一本で歌っていました。オリジナルの曲もありましたが、永井さんが若い頃から聴いてき外国の曲にオリジナルの詩をつけて歌うことも多くて、その時代の音楽を知らない世代の人にも、当時の作品の素晴らしさを伝えてくれていたように思います。
本書は永井宏さんが朗読と共に、歌い続けてきた作品を収録したフォークソング集です。詩3篇とオリジナル曲26編(譜面付き)
- 著者・写真・絵:
- 永井宏
- 譜面制作:
- イシカワアユミ
- 装幀:
- 大塚千佳子
- 編集:
- 中澤鴻吉
- 発行:
- WINDCHIMEBOOKS
- 発行日:
- 2007年8月6日
- ISBN:
- 987-4-9901710-8-7 C0092
- ページ数:
- 64ページ
- サイズ:
- 128×185mm
永井宏 hiroshinagai1951年生まれ、美術作家。70年代より写真、ビデオ、ドロイーイング等の作品を制作。1999年より毎年スペースユイにて個展を開催。1992年〜1996年神奈川県葉山にしてSUNLIGHTGALLERYを運営。1999年『12waterstoriesmagazine』(サンライトラボ)を編集・出版。晩年は、ドローイング作品などの発表の他、リトルプレスwindchimebooksを立ち上げ自身の本や若手作家の本を出版。同時に各地で詩のリーディングや音楽活動を行う。著書に『モンフィーユ』(アノニマスタジオ)、『夏の見える家』(角川書店)、『プックリ・チッカリ・ピッポドゥ』(六耀社)、『ahundredpoems』(WINDCHIMEBOOKS)。2011年4月永眠。