ロウソクを灯す時間をつくる
北海道の網走郡美幌町に「豆灯」と書いて“とうとう”という名の喫茶があります。ご主人の福井典和さんが珈琲豆の焙煎をし、奥さんのあゆみさんはロウソクを作られています。珈琲の豆とロウソクの灯りから「豆灯」。福井あゆみさんのロウソクは特別な時間に灯すだけではなく、日常の中、いつもの時間、普段に灯していただきたいという思いを込めてつくっておられます。電気を消して、灯りを灯す時間を過ごすことで、ふうっと息をつき、ほっとする。交わす言葉があってもいいし、なくてもいい。ロウソクの小さな灯りは、今という時の大切さに気づかせてくれます。まっすぐにのびる炎。穏やかなグラデーションの中に浮かび上がる空気の粒。ロウソクを灯すしずかな時間を、ぜひ過ごしていただきたいです。
ロウソクは季節ごとに色を変えたり、催しやお店に合わせて形もいろいろつくられています。今回は、あゆみさんがもっとも大切にしている色合いのものを作ってくださいました。珈琲の色、ほっこり番茶の色かもしれない、古い家屋の木の色をも思わす、植物や人々に大きな力をくれる土の色かもしれない。あゆみさんにどうしてこの色合いなのですかとは聞かなかったのだけど、白からのグラデーションは、すぐそばにある大切なものをあらわす大らかな色あり、優しい色だとロウソクを手にして感じました。
大きさは「大」と「小」がございます。
- 価格:
- 小_1100円(税込) / 大_1800円(税込)
- 小のサイズ:
- 直径55mm高さ100mm(燃焼時間約30時間)
- 大のサイズ:
- 直径60mm高さ150mm(燃焼時間約50時間)
- 備考:
- ロウソクに香りはございません。
福井あゆみayumifukui
1997年のクリスマスより、型づくりから流し込みまでひとつひとつ手作りのロウソクを制作しています。特別な時間の為だけではなく、普段の生活に溶け込むような日常の身近な魔法であるように。ロウソクの穏やかな灯りが、暮らしの一部になると嬉しいです。
喫茶室豆灯 〒092-0004北海道網走郡美幌町仲町2丁目80-1
tel:0152-72-5675 11:30-19:00 木曜定休