雲の生まれるところ

    • 素描家shunshun
    • drawings 2013-2016
    • 2,300円(税込)
    • 型番:shu-020

素描家shunshunさんが個展で発表してきた作品を集めた画集。未発表のものも数点掲載しています。2015年制作の1030×1456mm「雨」と作品にそえた詩「雨と雨のあいだ」からはじまることで、本でありながらshunshunさんの世界にぐっと引き込まれます。言葉はなくとも気持ちに語りかけてくれるshunshunさんの素描。頁をひらくと肩の力を抜いて深呼吸をしたくなるような、ずっと眺めていたくなるような一冊です。

しゅんしゅんさんが描く絵は詩のようにも感じられます。線からなる絵に色を想い、人を想い、においを想います。風を感じ、光を感じ、ぬくもりを感じます。場所やそのものを描いているだけではなく、気持ちを通って感じとったものを描きだしているからです。しゅんしゅんさんは単に絵を描く人ではなく「素描家」。しゅんしゅんさんが言う素描とは、素直に、素朴に、素早く描くこと。「素」というのは人や物が持つ最も大切な部分で、ただ一方的に描くのではなく、心と繋がり合って絵を生み出しています。線、絵、繋、素、すべての字に「糸」があり、私たちも、しゅんしゅんさんが紡ぎ描いた糸によって出会えたのだと嬉しく思っています。

こちらは初版本です。しゅんしゅんさんのお手元では初版は完売しており、少しリニューアルをした2ndEditionをHPにて販売されています。

サイズ:
B5サイズ 40ページ

素描家しゅんしゅんshunshun素描とは 素直に 素朴に 素早く 描くこと
風景を なぞるように
ただ素を描写していたい

1978年高知生まれ。東京育ち
建築から絵の世界へ。2012年春に広島へ移住
http://www.shunshunten.com