児玉さんは、画家の安藤智さんと、デザイナーの角谷慶さんとともに、「しばらく」という3人での活動をされていて、定期的にウェブサイトで作品を発表し、しばらく名義でも作品集を制作しています。
本書は、児玉さんの作品集ですが、「しばらく」のメンバーで本を制作しています。
ビニールカバーの本ををパラパラとめくると、カラフルにデザインされたページに、安藤さんのちからの抜けた絵が印象的です。
児玉さんの言葉は、暮らしのなかの視線の先にある情景を短い言葉で表現されて、読んでいるとその場面の映像が頭にふわりと浮かんできます。読む人によって、その光景は様々だと思いますが、個人的にはとても懐かしく静かな映像です。
本のサイズも手にすっぽりと収まり、どこにも持っていけます。様々な季節や場で、パラっとめくりたくなる作品集です。
- サイズ:
- 100×160mm/44p
- 絵:
- 安藤智
- デザイン:
- 角谷慶(Su-)
- 発行:
- 児玉由紀子