画家の岩瀬ゆかが、近年積極的に発表をしている「Through」シリーズを纏めた一冊です。Throughで彼女が描くのは、街の中で見かけたちょっとした自然であったり、郊外へ出かけた時に車窓から眺めた景色です。私たちが日々の中で、素通りしてしまうな一瞬の景色に彼女は愛おしさを感じて描いているように思います。本書では、古くからの知り合いで、彼女の個展などの案内状の制作や会場写真の記録などをしているデザイナーの角谷慶(Su-)が作品写真を撮影し、装丁を担当しております。頁をめくるたびに光や風や音を感じる、心に響く本になりました。
- 画:
- 岩瀬ゆか
- 編集:
- 中島恵雄
- 装丁・写真:
- 角谷慶(Su-)
- 英訳:
- 松嶋有紀(PINETREETRANSRATION)
- 印刷・製本:
- 修美社
- 発行日:
- 2018年4月13日
- ページ数:
- 44ページ
- サイズ:
- 210×145mm
岩瀬ゆか2006年頃から関西で個展・グループ展などで作品を発表しています。