雲の生まれるところ

関西を拠点に活動をしている写真家の藤本直也さんの写真集です。カメラマンとして仕事をしていると、様々な場所へ取材に訪れる機会があり、撮影の仕事の合間に、その地を歩いては、景色に目を向けてシャッターを切ることが多いそうです。2010年に大阪のgallerybookscafeiTohenで、そんな写真を集めて開催されたのが、写真展「BurntBlue」です。その際に制作されたのが本書になります。この写真集に収められているのは、関西近郊48カ所を撮影したものです。また、藤本さんやiTohenさんとも交流の深い、絵描きのミロコマチコさんが、写真に文章を添えています。それも、またこの本の見所になっています。
　発売元であるkitepress(カイトプレス)は、iTohenを運営しているデザイン事務所「SKKY(スカイ)」が作った、出版レーベルです。SKKYさんが仕上げただけあって、本の装丁もとても素敵な作りになっています。

〈以下本書に掲載の藤本さんの言葉〉
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この写真集は、2005年春から2009年夏にかけて
関西近郊48カ所を撮影、編集したものです。
大阪を基点に活動している私にとって
周辺の土着文化を撮るという行為は
必然であったように思えるのです。
そしてそれは、その土地に息づく人々や自然の中にある
ありありとした精の美しさを感じる旅でもあったのです。
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著者:

藤本直也

文:

ミロコマチコ

英文翻訳:

ダンカン・ブラザトン

編集・デザイン:

SKKY

発行日:

2010年3月17日

発行:

カイトプレス

印刷:

GRAPH

ページ数:

32ページフルカラー

サイズ:

150×210mm