彼女の展示は「そんなことしてしまうんや」と驚くほど、おもしろい。言葉を言葉だけでは終わらせず、どんな風に見せると、どんな風に感じてもらえるのだろうと考えることを愉しんでいるように思えます。

 waterは水の入ったグラスに言葉を浮かべる。holeは丸く穴をあけた紙の向こうの言葉をのぞいてもらう。そして、memoは白い壁の空間に言葉をつづったメモ用紙を天井からぶらさげる。たまに風に吹かれて落ちるのだけど、そんなことは気にしない。ははと笑ってひろいあげる。それこそ、三倉さんが詩を書く作業なのかもしれません。

  この本は、彼女の詩と展示に魅力を感じた人たちが、もっといろんな人に見て欲しい、知って欲しいという思いを込めて作った言葉の写真集です。