ひと月に一回、文章を書き、それをまとめた手作りの冊子をつくり、ポエトリー・ナイトとして発表するイヴェントを行う。その流れを6年間続けました。大変だと感じたこともありますが、こうして一冊の本になったことで、関わった私たちにとって素晴らしい経験だったのだと実感できました。それもこれも、美術作家の永井宏さんのワークショップに参加し、『文章は誰でも書く事ができる』ということを教えてもらったからこそ。そして、小冊子Fantastic Somethingが続いたから、SEWING GALLERYやBOOKLOREに繋がったのだと思っています。

 この本に文章を掲載している人たちは、ワークショップに参加した人や「誰でも参加できる小冊子に文章を書いてみませんか」という私たちからの誘いを快く受けて下さった方々です。それぞれ違った日常を生きる人たちが、思い思いのことを、自分の書き方でつづっています。“鉛筆一本で文章を書くことができる”永井さんはそう言いました。手にとって読んでくださった人が「自分も何か書いてみようかな」そんな風に思っていただけると嬉しいです。