私の中で小鳩さんと言えば「そとよみ」。あれはもう三年ぐらい前のことでしょうか。小鳩さんの声かけで「そとよみ」という朗読の会を行いました。参加する人は自分の書いた詩でもいいし、誰かの詩、好きな本の言葉を持って参加します。第一回の場所は大阪城公園の片隅。小鳩さんが前もって下見をしてくれていた場所。こんもりとした木々の間で、にぎやかな音も少しは遮られていました。小鳩さんが持ってきてくれていた大きなシートを敷いて、音楽をかけることもできるように準備もしてきてくれました。みんな飲み物とか食べ物とかを持ってきていて、私は柿をむいて持っていっていたような。そう、まさに言葉のピクニック。言葉を持って、言葉をひろげて、言葉を交わして、言葉で遊んで、言葉をほうばって。青空の下、土の上。すぐそばでは車が走る町中と言えども、囲む緑に喜びを感じて。何かに縛られることもなく、格好つけることもないし、背伸びもしない、その行いが今でもいいなと思うのです。今だからこそ、いいと思うのかもしれません。言葉は誰の中にも、誰のそばにもあります。声で伝えることも、ずっと、いつの時にもあったことです。小鳩さんが提案してくれた「そとよみ」は、そのことを思い出すための一歩だった気がします。

小鳩さんがご自身のレーベルを立ち上げて、本を出して、朗読をして、積極的に詩人としての活動をされている今、これからのいつか。「また、『そとよみ』をしてみようと思うんだけど」そんな言葉を待っています。ぜひとも、その時は参加させてください。どこですると言っても参加したいと思います。