Ruのセツコさんのつくる衣を見たのはご自身が着ている以外は「雲の生まれるところ」でご紹介する前までありませんでした。もちろん、セツコさんとはよくお会いしていたので、セツコさんらしい格好ということは思っていて。今回、春夏、秋冬とお預かりして、少しずつ知りつつある最中です。そして、ますます興味津々になるばかり。春夏は麻生地がお好みだろうかとか、秋冬は黒や紺やグレーがお好きなのだろうかと思っていると、今回おあずかりしたのは青とグレーのトップス。これまでのベースの印象があるからか、ちょっと変化球に感じました。でも、いろんな引き出しをあけているようでたのしみに続きます。裾の部分のグレーの割合を悩んでおられて、ノリコさんに相談。Ruのおふたりの関係をかいま見たようでした。ひとりではなく、ふたりでつづけRu。それぞれの服をつくりながらも、気持ちの根っこはひとつにつながRu。私も店主とそんな関係で持ちつ持たれつ、それぞれを活かしていきたいと改めて思いました。

前回の春夏の衣は、AOの中西ゆう子さんがRuの衣を着てモデルをしてくださいました。そして、今回は作家ご本人が着てくださるという、私たちにとってとても嬉しい機会をいただきました。思えば「文章は誰にでも書くことができる。そして、それを自分の声で伝えること」そう永井宏さんに教わりました。私たちがご紹介する衣を作る方々はみなさん、自分が着たいものをつくっておられます。やはり、ご自身が着て伝えてくださるということは、心地よさやこだわりや繕う気持ちを伝える何よりのこと。もちろん、いろんな方が見ていただける場所だから緊張されたと思いますが、私たちを信頼してくださったことが本当に嬉しかったです。Ruのセツコさん、ノリコさん、ありがとうございました。