今回はじめてサルエルパンツというものを履かせていただきました。着ている方はまわりにたくさんいるのですが、股下がゆるいなんとも不思議な服だなあと常々思っていました。しかしながら着てみると、とてもらくな上に、それほどゆるい感じではないことに気がつきました。これも、セツコさんが心地よさを追求したデザインのバランスだからかもしれません。一応、サルエルパンツを調べてみると「イスラム文化圏の民族衣装で股下が深く、股下からヒザにかけてゆとりがあり、膝から足首にかけてしぼられているのが特徴。立体裁断で履いた時の立体感がポイントとなる」と書いていました。履いたことのない方も、一度ぜひ試していただければと思います。

前回の春夏の衣は、AOの中西ゆう子さんがRuの衣を着てモデルをしてくださいました。そして、今回は作家ご本人が着てくださるという、私たちにとってとても嬉しい機会をいただきました。思えば「文章は誰にでも書くことができる。そして、それを自分の声で伝えること」そう永井宏さんに教わりました。私たちがご紹介する衣を作る方々はみなさん、自分が着たいものをつくっておられます。ご自身が着て伝えてくださるということは、心地よさやこだわりや繕う気持ちを伝える何よりのこと。もちろん、いろんな方が見ていただける場所だから緊張されたと思いますが、私たちを信頼してくださったことが本当に嬉しかったです。Ruのセツコさん、ノリコさん、ありがとうございました。