2012年1月に、岡山の451ブックスさん主催で朗読会を行わせていただきました。次の日に、せっかく岡山まで来ているのでとバスで高知に向かい、ブックロアの本がお世話いなっているお店や、七夕の案内を一方的にお送りさせていただいているお店にうかがいました。その中のひとつのお店が素描集『糸の泉』にも載っているboncoinさんでした。初めての高知、個展の葉書はお送りしているけど、初めてのboncoinさんで「畑尾です」と挨拶をすると、その当時スタッフをされていた西森まりこさんが、もうずいぶん前から知っている友人のように喜んでくださって愉しいお話をさせていただきました。その際に、はじめて名前をうかがったのが素描家のしゅんしゅんさん。まりこさんがしゅんしゅんさんの小さな名刺を私にくださいました。「畑尾さんの糸の絵がしゅんしゅんさんの素描に重なる気がして、しゅんしゅんさんに畑尾さんのことを伝えたら、しゅんしゅんさんも会いたがっておられました」と。初めてお会いした方から、はじめてお名前を聞いた方に伝えてくださって、その方が私に会いたいと言ってくださっている。なんとも不思議な出会いですが、ご縁を感じて興味津々。その際に見させていただいたのが『糸の泉』という素描集でした。その後、本当に私に会いたいと思ってくださっているのだろうかと半信半疑のまま、いただいた東京のご住所にお手紙を書いたところ、時間が経って忘れた頃に移住先の広島からお返事をいただきました。BOOKLOREのことも知ってくださっていたようで、丁寧なお手紙と共に『点と線の間にあるもの』という思入れ深い大切な本を送ってくださいました。

雲の生まれるところをはじめてから、もしいつかお会いして、しゅんしゅんさんの作品を観させていただく機会があれば、ご紹介させていただくことをお願いしたいと考えていました。こんなに早くお会いできるとは思っていなかったのですが、今回のご紹介のために、お電話やメールでやりとりをさせていただき、ゆっくり『糸の泉』をみさせていただいて繋がるものがあることを確かに感じました。西森まりこさんが、はっとひらめいてくださったことに心より感謝するばかりです。ちなみに西森まりこさんは高知でご自身のお店をはじめられています。繋いでくださった感謝を伝えに、いつか高知に会いにいきたいなあと思う日々です。