江見さんの山の箱。私だったら何を入れようかと想像します。

昔から小さいものが好きで、同じようなものがたくさんあるのが嬉しくて仕方がありませんでした。たとえば、ウエスにする服からとっておいたボタンを箱から取り出して並べたり、父からもらった綺麗な石やコウバでひろった研磨石を集めて眺めたり、小学校の時にはドングリに絵を描いて遊んでいたと日記に書いていました。今でも、海でひろったガラスや石や貝や流木などが紅茶の木箱に入っています。シマリスを飼っていたこともあって、母もドングリを拾うのが癖になってしまい、たまに荷物の中に「いいのみつけた」と言って帽子付きのドングリが入っています。そんな小さな特別を箱の中に入れていると、宝物としての思いがさらにふくらみます。箱というのは不思議な力があるのだと思います。箱に入れる、箱にしまう、箱のふたをあける、箱を覗く、箱から取り出す。それが山の形だったら。

使い方は人それぞれですが、豊かなイメージのふくらむ山の箱。つくりもとても丁寧ですので、気になる方はぜひお手元に置いていただきたいです。